参考書籍

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おすすめの書籍を紹介しています。
難易度は臨床医、医学統計初学者、統計ソフトを初心者を想定して 
★☆☆ やさしい
★★☆ ちょうどいい
★★★ 難しい 
に分類しています。

疫学・統計

基礎から学ぶ楽しい疫学  中村好一

おすすめ度 ★★★ 難易度 ★★☆

疫学の基礎がとても分かりやすく書いてあります。ボリュームは少ないので通読でき、一通り疫学の基礎を学ぶことができます。注釈が多く、豆知識や本文にまつわるエピソードが記載されており、題名どおり楽しく読めると思います。

意味がわかる統計学  石井俊全

おすすめ度 ★★☆ 難易度 ★☆☆

「医学統計」ではなく、一般の「統計学」の本です。使う数学は中学校まで、難しい数式はなしで統計の基礎をわかりやすく解説してあります。統計の基礎を学びたいときにおすすめ。

入門 統計学 -検定から多変量解析・実験計画法まで-  栗田伸一

おすすめ度 ★★★ 難易度 ★★☆

こちらも一般的な統計学の本です。使う数学は中学生までですが、「意味がわかる統計学」よりは少し難易度が上がります。いろいろな検定、分布などの基本的な考え方についてわかりやすく書いてあります。中でも個人的にはなかなか理解できなかった3群間の検定の説明がとても分かりやすかったです。私は「意味が分かる統計学」→「入門統計学」の順で読みました。重なるところもありますが、基礎がしっかりわかっていないところからスタートする場合には2冊読むと理解が深まると思います。

医学論文の難解な統計手法が手に取るようにわかる本  康永秀生ほか

おすすめ度 ★★★ 難易度 ★★★

やや難しいのですが、おもしろいです。近年いろいろな統計手法が使われるようになってきており、とても勉強になります。上記の本に比べると応用編です。論文で使われている統計手法について理解が深まります。

SPSS

SPSSで学ぶ医療系データ解析  対馬栄輝

おすすめ度 ★★★ 難易度 ★★☆

初めてSPSSを使うときに購入しました。実際の画面が多数掲載されているので、初めてでも独学でSPSSを使うことができます。データを解析するだけなら飛ばし読みでも構いませんが、検定に関する説明も書いてあるので、しっかり読むと勉強になります。単変量解析がメインですが、重回帰分析とロジスティック回帰分析も載っています。

SPSSで学ぶ医療系多変量データ解析  対馬栄輝

おすすめ度 ★★☆ 難易度 ★★☆

多変量バージョンです。多変量解析についてより詳しく記載されています。重回帰分析、ロジスティック回帰分析、比例ハザード解析、因子分析など。重回帰分析、ロジスティック回帰分析までであれば前述の書籍でも対応できます。

Stata

Stataによる医療系データ分析入門  浦島充佳

おすすめ度 ★★★ 難易度 ★★☆

臨床研究のデモデータがあり、それを演習しながらSTATAの使い方を学んでいきます。演習の種類が多いので、自分の研究に類似したものを特に参考にするとよいでしょう。STATA初心者、独学者にもわかりやすく書いてあります。索引があるので、辞書的な使い方もできます。

臨床研究のためのStataマニュアル  東尚弘ら

おすすめ度 ★★☆ 難易度 ★★☆

こちらも初学者にもわかりやすく書いてあります。「Stataによる医療系データ分析入門」には載っていないコマンドもあるので、2冊併用で使っています。

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