SPSSで単回帰分析(曲線回帰分析)

SPSS

2つの変数、変数yを変数xで説明(予測)するというのが回帰式です。
詳しくはこちら>>相関と回帰の基礎知識
変数yは目的変数または従属変数、変数xは説明変数または独立変数と呼ばれます。
直線的な関係がみられるときは直線回帰分析を行います。>>SPSSで単回帰分析(直線回帰分析)
直線的な関係よりも曲線的な関連の可能性が高い場合、直線回帰では精度が低い場合には曲線回帰分析を試しましょう。

単回帰分析(曲線回帰分析)

直線回帰分析のときと同様、ここでは例としてEF(心エコーでの心拍出係数)をBNP(血液検査のデータ)から予測できるか単回帰分析を行ってみます。
y(従属変数)=EF、x(独立変数)=BNP です。
分析➡回帰➡曲線推定

図1 曲線回帰分析
図2 曲線回帰分析②

① 従属変数にy(ここではEF)を入力
② 独立変数にx(ここではBNP)を入力
③ 必要なモデルにチェックを入れる
上記を入力したら[OK]で出力されます。

結果の解釈

下記のように出力されます。

図3 曲線回帰分析結果
図4 曲線回帰分析結果②

R2はすべて小さくなっているので(一般的にR2≥0.5がよいモデルとされる)ここではあまりよいモデルはできていませんが…
線形:y=60.7-0.14x
対数:y=77.5-3.94loge(x) 2次:y=61.2-0.16x+1.5610-6×2
3次:y=59.3-0.002x-1.0410-5×2+6.7210-9×3
指数:y=60.6+0.00x (小数第3位までしか表示されませんが、省略されています。0ではありません。)

ここではR2は指数関数で最も高く、この中では最も精度がよいということになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました